フォーティエンスコンサルティング(旧クニエ)への転職|年収・難易度・選考を解説
フォーティエンスコンサルティングは、企業の戦略から業務・ITの変革まで扱う会社です。転職を考える方に向け、事業と仕事内容、年収、働き方を紹介します。中途採用では、応募部門を選ぶ前に確かめたい点を取り上げます。
クニエはフォーティエンスコンサルティングへ社名変更
株式会社クニエは2025年10月1日付で、フォーティエンスコンサルティング株式会社へ社名を変更しました。
Fortienceは、Foresight、Fortitude、Intelligence、Experienceを組み合わせた名称です。旧社名で掲載された記事や口コミを読むときは、情報の日付と現在の制度を分けて確認してください。
会社概要
フォーティエンスの基本情報は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | フォーティエンスコンサルティング株式会社 |
| 旧社名 | 株式会社クニエ |
| 設立 | 2009年7月1日 |
| 株主 | 株式会社NTTデータ 100% |
| 資本金 | 9,500万円 |
| 従業員数 | 1,300人 |
| 本社 | 東京都千代田区大手町二丁目3番2号 |
| 事業内容 | 経営戦略・企業変革のコンサルティング |
国内拠点には東京、大阪、名古屋があります。求人によって勤務地が異なるため、職種詳細を確認してください。
フォーティエンスの強み
製造業の基幹業務に深い
製品の設計・開発、販売、生産、調達、経営管理など、企業の基幹業務改革に強みがあります。
製造業の転職候補者にとっては、工場やサプライチェーンの知識を、全社改革、業務設計、デジタル導入へ広げられる点が接点です。現場経験を語るだけでなく、部門をまたぐ課題をどう捉えたかが評価材料になります。
戦略から業務・ITまで扱う
同社の求人一覧には、事業戦略、経営管理、組織・人材、サプライチェーン、情報戦略、データ、セキュリティ、ERPなどが並びます。構想だけを作る求人と、導入・定着まで担う求人があるため、会社名だけで仕事内容を決めつけられません。
応募前には、顧客、成果物、プロジェクトの段階を確認します。戦略を扱いたい人でも、業界知識やデジタルの専門性を強みにするほうが選考で接点を作りやすい場合があります。
NTTデータグループとの協業と独立性
NTTデータからの出向者は1%未満で、99%以上がプロパー社員です。組織運営の独立性を持ちながら、営業ではNTTデータと協業する場面もあります。
グループ会社だから案件が自動的に決まると考えず、応募部門が自ら獲得する案件と、グループ協業案件の比率を面接で聞いてください。
主な中途採用職種
専門領域ごとに多くのポジションを募集しています。
事業戦略・新規事業
成長戦略、新規事業、デジタルを使った事業開発などを支援します。経営企画、新規事業、戦略コンサル、テクノロジーを使ったサービス開発の経験が接点になります。
製造・サプライチェーン・業務改革
設計、生産、調達、物流、販売、アフターサービスなどの変革を扱います。メーカー、商社、物流、小売での実務経験をコンサルティングへ移しやすい領域です。
経営管理・会計・人事
管理会計、連結経営、会計制度、組織・人材、報酬などを支援します。経理・財務、人事企画、ERP導入、専門ファームでの経験が候補になります。
IT・デジタル・データ
IT戦略、アーキテクチャ、データガバナンス、セキュリティ、ERP、AIなどを扱います。技術を導入するだけでなく、業務と組織をどう変えるかまで説明できる人が合います。
公共・地方創生・新興国
官公庁、地方創生、途上国・新興国ビジネスなどの求人もあります。政策、国際協力、社会課題に関する経験を、事業や実行支援へつなげたい人に接点があります。
フォーティエンスの年収
フォーティエンスの年収は、応募する職位や専門領域、経験によって変わります。転職支援会社などに掲載された年収レンジを見る際は、自分がどの職位で選考を受けるかを先に確認してください。
中途求人では、経験を考慮した年俸制が採られています。金額が公開されていない求人もあるため、選考中に職位と提示額を確認する必要があります。
オファー面談では、次の項目を分けて聞いてください。
- 入社時の職位と期待役割
- 年俸に含まれる項目
- 賞与や業績連動報酬の有無
- 評価期間と給与改定の時期
- 初年度の計算方法
- 退職金・企業年金などの制度
同じ年収でも、基本給、固定時間外手当、賞与の比率で毎月の受取額と変動幅が違うためです。
働き方とキャリア
フレックスタイム制、完全週休2日制、NTT企業年金基金、確定拠出年金、研修制度などがあります。ただし、勤務形態はチームやプロジェクト次第です。
在宅・出社の形態は、配属後にチームやプロジェクトのリーダーと確認します。国内外の出張が発生する場合もあります。柔軟な制度があることと、希望どおりの頻度で使えることを分けて考えましょう。
同社には、マネジメントを担う道と専門性を深める道があります。応募時には、どの職位から両方のキャリアが分かれるのか、専門職で評価される成果は何かを確認します。
中途採用比率とコンサル未経験者
中途採用比率は2023年度76%、2024年度81%、2025年度80%です。経験者採用が組織の主要な入口になっています。
コンサル未経験でも、同社が求める専門領域に強みがあれば応募できます。特定業界の業務、会計、人事、サプライチェーン、ERP、データ、セキュリティなどの経験が候補です。
専門知識に加えて、顧客への説明、課題の整理、複数部門との調整を担った経験も選考で伝えてください。
フォーティエンスへの転職難易度
転職難易度は高めですが、求人と経歴の接点が明確なら事業会社出身者にも機会があります。選考で難しいのは、広い職種の中から自分に合うポジションを選び、入社後に提供できる価値を具体化することです。
評価されやすい経験
- 製造・流通・金融・公共などの業界知識
- 業務改革を構想から定着まで進めた経験
- ERPやデータ基盤などの導入をリードした経験
- 経営層へ選択肢を示し、意思決定を得た経験
- 海外拠点や複数部門を含むプロジェクト経験
- 提案、顧客開拓、チーム育成の経験
経験を並べるのではなく、応募求人の必須要件ごとに対応する事例を置きます。
フォーティエンスに向いている人
業務の専門性を変革へ広げたい人
事業会社で一つの業務を深く経験し、その知識を複数企業の改革へ使いたい人に向きます。現場の事情を知りつつ、全社視点へ引き上げる力が必要です。
戦略と実行を切り離したくない人
経営の方向を考えるだけでなく、業務、組織、ITの変更まで進めたい人は接点があります。構想と導入のどちらへ比重を置きたいかは、求人単位で見極めてください。
専門性を長く磨きたい人
マネジメントだけでなく、特定領域の専門家として進む道があります。業界・業務・技術のいずれかを深く掘り、顧客へ継続的に価値を出したい人向きです。
フォーティエンスの中途採用選考
中途採用は、原則として次の順に進みます。
- 応募
- 書類選考
- 一次・二次面接
- 適性検査
- 最終面接
- 内定
面接は配属予定部門と人事による個別面談が中心で、1回約1時間です。応募から内定までは通常1〜2か月です。
職務経歴書
応募する専門領域に近い案件を優先してください。職務経歴書には業界や課題とともに、自分の役割、判断、成果を明記します。システム開発の経験は、構想、要件定義、設計、開発、導入のどの工程を担ったかも書きましょう。面接ではその工程で発揮した専門性を詳しく聞かれる可能性があります。
面接
転職理由、同社を選ぶ理由、応募部門を選ぶ理由、専門性、過去のプロジェクトを準備します。事業会社出身者は、社内でしか通じない制度や用語を一般化し、顧客へ説明するつもりで話します。
ケース面接や課題の有無は求人によって確認してください。実施される場合に備え、目的、現状、原因、選択肢、効果、実行条件の順で問題を考える練習が有効です。
転職前に確認したいこと
- 旧クニエ時代の情報から変わった制度
- 配属予定の部門と直属のチーム
- NTTデータとの協業案件の比率
- 構想、業務設計、IT導入の担当範囲
- 入社時の職位と評価要件
- 在宅・出社・出張の実態
- マネジメントと専門職のキャリア
社名変更後も事業の連続性はありますが、古い求人や口コミの制度が現在も同じとは限りません。最新の求人票と選考中の説明を確認してください。
フォーティエンスへの転職に関するよくある質問
クニエとフォーティエンスは別会社ですか?
別会社ではありません。株式会社クニエが2025年10月1日にフォーティエンスコンサルティング株式会社へ社名変更しました。
平均年収はいくらですか?
中途求人では年俸制が採られています。提示額は応募職位と経験によって決まるため、選考中に報酬の内訳も確認してください。
コンサル未経験でも応募できますか?
求める専門領域に強みがあれば応募できます。業界・業務・技術の専門性に加え、課題解決と関係者調整の経験を示してください。
選考期間はどれくらいですか?
応募から内定までは通常1〜2か月が目安です。
まとめ
クニエは2025年10月にフォーティエンスコンサルティングへ社名変更しました。NTTデータ100%出資のコンサルティング会社として、戦略、業務改革、IT・デジタル、社会課題まで幅広い専門求人を持ちます。
転職では、自分が応募する部門の顧客、案件フェーズ、必要な専門性を確認することが重要です。旧社名時代の口コミを読む場合も、現行の求人と選考中の説明に照らし、職位、報酬、働き方を確かめて判断してください。
フォーティエンスコンサルティング(旧クニエ)に入社したいなら、おすすめの転職エージェントはこちらです。旧社名の求人情報と現在の募集内容を整理する際にも役立ちます。

