コンサルの中途採用では、応募先や職種によって異なるWebテストが使われます。言語・計数を短時間で解く適性検査もあれば、ゲームの中で判断を重ねる独自評価もあります。忙しい社会人にとって厄介なのは、何を勉強するかより先に、自分が受ける形式を見極めなければならないことです。

SPIの問題集を一冊終えても、受検案内が玉手箱やTG-WEBなら、そのままでは時間配分に慣れません。反対に、企業別の過去情報を追い続けても、応募部門や採用時期が違えば形式が変わることがあります。届いた案内を起点に、出題形式を絞って練習するのが基本です。

Webテストは、ケース面接ほど長い準備期間を要する選考ではありません。ただし、問題の難しさより制限時間への慣れで差がつく形式があります。短期間で対策するときほど、問題集を最初から順に解くより、受ける形式と苦手な問題を先に特定したほうが無駄を減らせます。

コンサル転職でWebテストが行われる理由

Webテストは、書類だけでは分かりにくい知的能力や行動特性を、共通の条件で見るための選考です。中途採用では全員に同じ試験が課されるわけではなく、会社、部門、職種、採用区分によって有無や内容が変わります。

対策を始める順番は、検査の種類を知り、応募先で使われた例を調べ、届いた受検案内で形式を確定する、という流れです。ファーム別の一覧だけを見て教材を買うと、部門や採用時期の違いで外すことがあります。一覧は事前準備の目安にとどめ、案内メールの検査名、提供会社、科目、受検方法を優先してください。

以下では、まずSPIや玉手箱など主要な検査の違いを押さえ、各ファームで使われるテストと出題内容を一覧にします。そのうえで、自分が受けるテストの見分け方、練習の進め方、受検前の注意点まで扱います。

コンサル転職の応募先選びから面接までの流れは、次の記事にまとめました。

コンサル転職の完全ガイド|未経験から応募先を決め、選考を進める方法
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コンサルのWebテストで使われる主な5種類

コンサルの選考で候補になるのは、SPI、玉手箱、GAB、TG-WEB、ファーム独自の評価です。すべてを広く勉強する必要はありません。まず違いを知り、受検案内が届いた段階で一つに絞ります。

種類 主な測定内容 対策で先に見る点
SPI 能力検査、性格検査 受検方式と能力検査の出題範囲
玉手箱Ⅲ 言語、計数、英語、パーソナリティ 問題形式ごとの制限時間
GAB 知的能力、パーソナリティ Web・会場などの実施方式
TG-WEB 知的能力、性格、行動特性など 案内された検査名と科目
独自評価 問題解決、職種別能力など 企業から届く説明と禁止事項

1. SPI

SPI3の大きな区分は、能力検査と性格検査です。能力検査では職種を問わず仕事で求められる知的能力、性格検査では性格の特徴や職場への適応の傾向が測られます。中途採用でも使われる適性検査です。

対策の中心は、言語と非言語の問題を見慣れることです。非言語では割合、損益、速さ、確率、表の読み取りなど、知識そのものは難しくなくても解答に時間がかかる問題があります。解き方を理解した後は、正解できるかではなく、制限時間内に判断できるかを測ります。

2. 玉手箱Ⅲ

玉手箱Ⅲは、日本エス・エイチ・エルが提供するWeb形式の総合適性テストです。言語、計数、英語の知的能力とパーソナリティを扱います。計数は四則逆算、言語は長文の趣旨、英語は文章と設問の論理関係を見極める問題です。

玉手箱は、一問をじっくり考えるより、同じ形式の問題を限られた時間で処理する練習が効きます。最初から正答率と速度を同時に求めると崩れやすいので、解法を覚える段階と、時間を計る段階を分けると進めやすくなります。

3. GAB

GABも日本エス・エイチ・エルの適性検査で、知的能力とパーソナリティの両面を測ります。名称が似ている玉手箱と共通する考え方はありますが、問題数や制限時間まで同じだと決めつけないほうが安全です。

Web受検か会場受検かでも準備は変わります。案内にWebGABやC-GABなどの表記があれば、その名称に対応した教材が必要です。IT・デジタル系の職種では、デジタル関連職の基礎能力を見るCABが候補になることもあります。GABの教材だけで済ませず、案内に書かれた検査名を最後まで確認してください。

4. TG-WEB

TG-WEBはヒューマネージが提供する適性検査です。知的能力と性格に加え、企業が見たい人材要件に応じて、行動特性、ストレスへの対処、チームでのコミュニケーションなどを組み合わせられます。キャリア採用向けの検査もあります。

市販教材では出題の型を分類して解説していますが、企業がどの検査を組み合わせるかは一定ではありません。受検案内に科目や所要時間が示されているなら、その情報を教材の目次と照らし合わせます。推論や図形など、SPIではあまり練習していない問題が含まれると分かったときは、そこから優先して着手します。

5. ファーム独自の評価

独自評価は、一般的な適性検査の問題集だけでは形式を再現できません。代表例がMcKinsey Solveです。ゲームの中で情報を整理し、判断を重ねる過程から問題解決力を測る評価です。マッキンゼーは事前の専門知識やゲーム経験を前提にしておらず、好奇心を持って取り組むよう案内しています。

独自評価では、非公式な再現問題を大量に覚えるより、企業が示す説明、練習画面、技術要件を先に読みます。評価の設計が変われば、古い体験談の画面や出題内容は当てになりません。問題の中身を撮影したり、第三者やAIの助けを借りたりする行為を明確に禁じている企業もあります。

マッキンゼーの応募先や選考全体を知りたい場合は、企業ガイドも確認してください。

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各ファームのWebテスト一覧

主要な戦略・総合コンサルティングファームの中途採用で使われるテストを整理しました。同じファームでも、部門、職種、応募時期によって複数の形式が使われます。表に複数のテスト名がある場合は、受検案内で指定された形式を優先して対策してください。

ファーム Webテスト名 どんなテストか 対策
マッキンゼー McKinsey Solve ゲーム形式のシミュレーションで、情報整理、意思決定、問題解決の進め方を測る 公式の説明とデモを読み、制約条件・目的・使える情報をメモしてから判断する練習をする。暗記型の再現問題には頼らない
BCG SPI・Pymetrics SPIは言語、非言語、性格を測る。Pymetricsは複数のゲームを通じて行動特性や判断傾向を見る SPIは非言語の苦手分野を反復する。Pymetricsは正解を作ろうとせず、ルールに従って一貫して回答する
ベイン TestGorillaなどのデジタルアセスメント 数値、論理、データ読解などをオンラインで測る 案内画面のサンプルで操作を確認し、数表・グラフの読み取りと判断推理を時間制限付きで練習する
カーニー 企業独自テスト 非言語と判断推理が中心。規則性、条件整理、数量処理を素早く判断する 条件を図や表に落とす練習をする。TG-WEBの推論・図形問題も使い、初見の問題で止まらない時間配分を身につける
ローランド・ベルガー TG-WEB・玉手箱 TG-WEBは推論や図形、玉手箱は図表の読み取りや長文読解を短時間で処理する TG-WEBを優先し、推論、図形、暗号を反復する。玉手箱の案内なら図表の読み取りと長文読解へ切り替える
Strategy& TG-WEB・玉手箱 言語、非言語、性格が中心で、選考によって英語が加わる TG-WEBの推論・図形を時間制限付きで解く。玉手箱の場合は、計数と言語を一問当たりの時間まで決めて練習する
アクセンチュア 玉手箱・C-GAB・SPI 言語、計数または非言語、性格が中心で、職種によって英語も加わる 玉手箱を軸に、四則逆算、図表の読み取り、長文読解を練習する。案内がSPIなら割合・損益・推論へ切り替える
デロイト トーマツ TG-WEBを中心に、玉手箱を使う選考もある TG-WEBでは推論や図形、玉手箱では計数と言語を短時間で処理する TG-WEBの従来型を優先し、案内が玉手箱なら四則逆算、図表、長文へ切り替える
PwCコンサルティング 玉手箱・TG-WEB 玉手箱は言語、計数、性格、TG-WEBは推論や図形を含む 玉手箱の計数と言語を先に固め、TG-WEBの案内が届いた場合は推論・図形を重点的に解く
EYストラテジー・アンド・コンサルティング 玉手箱・TG-WEB 玉手箱は言語、計数、性格を短時間で処理する。TG-WEBでは推論や図形も出る 玉手箱の四則逆算、図表、長文を固める。TG-WEBの案内が届いた場合は推論・図形へ重点を切り替える
KPMGコンサルティング 玉手箱・SPI どちらも言語、非言語または計数、性格を測るが、問題の型と時間配分が異なる SPIは割合・推論、玉手箱は図表・四則逆算を優先する
アビームコンサルティング SPI 言語、非言語、性格。非言語では割合、損益、推論、表の読み取りなどが出る SPIの頻出分野を一通り解き、苦手な型だけを反復する。仕上げに本番と同じ時間で模擬問題を解く

同じファームでも、部門、職位、応募ルート、選考時期によって形式が切り替わります。表の中心形式で先回りし、受検案内が届いたら、記載されたテスト名と科目に最終調整してください。

PwCコンサルティングを受ける場合の選考フローと、玉手箱・TG-WEB、経験面接、ケース面接の対策は、次の記事にまとめています。

PwCコンサルティング中途採用の選考フローとWebテスト・面接対策
PwCコンサルティング中途採用の選考フロー|Webテスト・面接対策PwCコンサルティングの中途採用を解説。選考フロー、玉手箱・GAB・TG-WEB、職務経歴書、経験面接、ケース面接の対策を紹介します。...

コンサルのWebテストを見分ける方法

企業名だけでテストを決めつけず、受検案内を順に読みます。見る場所は、検査名、受検用URL、科目、所要時間、受検場所、利用できる道具です。

1. 検査名と提供会社

メール本文や受検画面にSPI、SHL、GAB、玉手箱、TG-WEBなどの名称があれば、同じ名称の教材を選べます。サービス名が書かれていないときは、案内メールの送信元や受検ページの運営会社が手がかりです。ただし、URLだけを紹介する非公式な一覧は更新されないことがあるため、最後は受検画面の説明と科目で判断します。

2. 科目と所要時間

言語、計数、英語、性格のうち、何を受けるかを確認します。同じサービスでも、企業がすべての科目を使うとは限りません。所要時間が分かれば、一問に使える時間を考えやすくなり、教材の模擬テストとも照合できます。

3. 自宅受検と会場受検

自宅で受けるWebテストと、指定会場やテストセンターで受ける検査では、画面、持ち物、本人確認の方法が異なります。自宅受検でも、電卓やメモ用紙が使えるとは限りません。受検方法の説明を読み、許可されたものだけを用意します。

4. 応募した職種と採用区分

過去の受検者が受けた試験と自分の試験が違うときは、職種や採用区分が異なる可能性があります。新卒の選考情報を中途採用へそのまま当てはめないことも大切です。経験者採用では、応募した求人の説明と、採用担当者から届いた案内を優先します。

コンサルのWebテスト対策4ステップ

短期間の対策では、全範囲を同じ濃さで勉強しません。形式を特定し、時間を計って一度解き、得点を落としている問題へ時間を寄せます。

1. 受検形式を特定する

案内が届く前なら、幅広い企業で使われる言語・計数の基礎を復習します。案内が届いた後は、別形式の教材へ手を広げず、該当する一冊か一つの問題サービスに絞るのが得策です。複数冊を途中まで進めるより、同じ形式を繰り返したほうが、画面と時間配分に慣れます。

2. 時間を計って一度解く

最初の模擬テストは、勉強を終えた後の確認ではなく、勉強する範囲を決めるための診断です。間違えた問題だけでなく、正解したものの時間がかかった問題にも印を付けます。本番では、正解できる問題でも時間を使いすぎれば、後半を解けません。

3. 苦手な型をまとめて解く

計数なら割合、図表、推論、言語なら長文読解、空欄補充など、同じ型を続けて解きます。一問ごとに分野が変わる総合問題より、判断の手順を覚えやすい方法です。計算間違いが多い人は途中式を短くそろえ、読解で迷う人は本文の主張と設問の関係を先に確認します。

4. 本番と同じ長さで解く

仕上げは、途中で解説を見ず、指定時間を通して解く模擬演習です。集中が切れる時間、急いで誤答が増える地点、残り時間の見方まで確かめます。点数が伸びないときは新しい教材を増やす前に、誤答が知識不足なのか、時間不足なのかを分けて見直します。

転職準備全体の時間配分は、次の記事に分けました。

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コンサルのWebテスト対策に使う教材

問題集を何冊も買う必要はありません。受検形式を特定したら、その形式に合う一冊を選び、まず解法を理解し、次に時間を計り、最後に模擬問題を通しで解きます。版が古い中古本ではなく、出題傾向と受検方式が更新された現行版を選びましょう。

SPIのおすすめ対策教材

『これが本当の転職者用SPI3だ! 改訂4版』は、中途採用で使われるSPI-Gとテストセンターに対応しています。ISBNは9784065386965です。BCGやアビームを受ける人、KPMGでSPIを指定された人は、この一冊から始めれば十分です。

最初の一周は時間を計らず、非言語の解き方を理解します。二周目は問題ごとに時間を計り、割合、損益、速さ、推論のうち遅い分野を洗い出します。性格検査は回答を作り込まず、設問の進み方を知るために目を通す程度で十分です。

玉手箱・C-GABのおすすめ対策教材

『これが本当のWebテストだ!(1)2028年度版【玉手箱・C-GAB編】』は、玉手箱とC-GABを一冊で対策できます。ISBNは9784065415863です。アクセンチュア、PwC、EYを受ける人、KPMGで玉手箱を指定された人の第一候補です。

玉手箱は、解き方を知っているだけでは時間内に終わりません。四則逆算、図表の読み取り、長文読解を分野別に解いた後、同じ問題形式を制限時間付きで連続して解きます。C-GABを受ける場合は、会場受検の流れも確認してください。

TG-WEBのおすすめ対策教材

『これが本当のWebテストだ!(2)2028年度版【TG-WEB・ヒューマネージ社のテストセンター編】』は、TG-WEBの自宅受検とテストセンター形式を扱います。ISBNは9784065415856です。ローランド・ベルガー、Strategy&、デロイトの対策に使えます。

TG-WEBは、SPIの延長で解こうとすると推論や図形で時間を失いやすい形式です。従来型の言語・非言語から着手し、暗号、図形、条件整理の判断手順を固めます。受検案内で科目と所要時間が分かったら、該当する形式だけを時間制限付きで解き直します。

Solve・TestGorilla・独自テストの対策方法

McKinsey Solve、ベインのTestGorilla、カーニーの独自テストは、市販の問題集だけで本番の画面や進め方を再現できません。企業やテスト提供会社が案内するサンプルを先に試し、操作方法、制限時間、戻る操作の可否を確認します。そのうえで、数表、論理、条件整理など、苦手だと分かった能力だけを形式別問題集で補ってください。

コンサルのWebテストで科目別に意識すること

計数は難問より処理の手順を整える

計数では、問題を見てから解法を考え始める時間を減らします。割合では基準となる数、図表では比較する列、推論では確定する条件が出発点です。暗算にこだわらず、使用が認められている試験では電卓を使います。入力ミスまでが練習の対象です。

すべての問題を同じ順番で解く必要はなく、形式によっては前の問題へ戻れません。飛ばすか粘るかは、練習画面の仕様を確認したうえで決めます。一般的な攻略法を、そのまま別形式へ持ち込まないようにします。

言語は本文と設問の関係を判断する

言語問題で問われるのは、知識量より、書かれている内容だけで判断できるかどうかです。自分の常識を足さず、本文から言えること、言えないこと、反対のことを区別します。長文を最初から精読して時間が足りない人は、設問が何を確かめているかを見てから、該当箇所へ戻る方法も試せます。

英語は出題があると分かってから配分する

英語が課される場合は、ビジネス英語を広く学び直すより、長文を時間内に読んで論理関係を判断する練習が先です。英語科目がない試験にまで準備時間を広げる必要はありません。受検案内で科目を確認し、英語があるときだけ対策枠を確保します。

性格検査は人物像を作らない

性格検査で、コンサルタントらしい回答を作ろうとすると、似た質問への答えが食い違いやすくなります。設問を深読みせず、普段の仕事での行動に近いものを選びます。回答を速くする練習より、落ち着いて一人で受けられる時間を確保するほうが先です。

Webテストとケース面接・AIケース面接の違い

言語や計数のWebテストは、決められた問題へ短時間で答える選考です。ケース面接は、正解が一つに決まらない課題について、考え方を面接官と議論します。必要な準備は別です。

ケース面接とは?例題・解き方・評価基準・対策方法を解説
ケース面接とは?例題・解き方・評価基準・対策方法を解説ケース面接とは何かを、評価される7つの項目、フェルミ推定とケースの解き方の型、WHO→WHAT→HOWの施策の組み立て、例題、出題タイプ別の構造化、練習方法まで解説します。...

画面上でケース課題へ回答する選考もありますが、SPIや玉手箱などの適性検査と同じものではありません。AIとの対話、録画、記述など、回答の方法によって準備が変わります。

AIケース面接とは?本番の形式・練習方法・注意点を解説
AIケース面接とは?本番の形式・練習方法・注意点を解説AIケース面接の形式と準備を解説。録画・記述・対話型の違い、受検案内で見るべき制限時間・使える道具・受検環境・評価の観点、アビームコンサルティングや丸紅の選考での使われ方、練習サービスや生成AIでの練習方法を紹介します。...

コンサルのWebテストを受ける前の確認事項

自宅受検では、知識以外の理由で試験を中断しない準備が要ります。開始直前ではなく、受検日を決めた段階が確認のタイミングです。

  • 対応するパソコン、ブラウザ、通信環境
  • 受検期限と、開始後に中断できるかどうか
  • 本人確認に使うもの
  • 電卓、メモ用紙、筆記用具の使用可否
  • カメラやマイク、画面監視の有無
  • 問い合わせ先と、技術トラブル時の連絡方法

マッキンゼーのSolveでは、AIツール、Webサイト、事前に用意したメモの使用や、画面の記録を禁じています。試験ごとに規則は違うため、他社の受検経験で判断せず、案内を毎回読むのが安全です。技術トラブルが起きたら、自己判断で再読み込みを繰り返す前に、画面や案内に記載された窓口へ連絡します。

コンサルのWebテストに関するよくある質問

Webテストは何割取れば通過できますか?

多くの戦略ファームでは、SPIや玉手箱で9割以上の正答率が求められると言われています。新卒では、ほぼ満点に近い水準を目指す必要があります。中途採用では新卒より基準が下がる場合もありますが、それでも高い正答率が求められると考えて対策してください。

本番では難問に固執せず、解ける問題を落とさないことが大切です。問題集を解く段階から、正答率だけでなく時間切れになった問題も記録し、速さと正確さの両方を上げていきます。

対策は何日前から始めればよいですか?

必要な期間は、その人の得意不得意やこれまでの経験によって変わります。中学受験を経験し、計数や論理問題に慣れている人であれば、数週間で仕上がることもあります。過去に就職活動でWebテストを受けた経験が少なく、中学受験の経験もない場合は、数か月を見ておいたほうがよいです。

応募前にSPI、玉手箱、TG-WEBの例題を一度ずつ解き、現在地を確認してください。苦手な形式が分かったら、受検案内が届く前から対策を始めます。仕事と並行する場合は、締切直前にまとめて解くのではなく、毎日短時間でも反復したほうが解法と時間配分が定着します。

問題集は何冊必要ですか?

最初は一つの形式につき一冊で十分です。一冊を時間内に解けない段階で別の本を増やしても、解き方が混ざりやすくなります。収録問題を覚えてしまい、実力を測れなくなった段階で、別の模擬問題を追加します。

転職エージェントにテスト形式を聞いてもよいですか?

コンサル業界を扱う転職エージェントは、応募先の選考情報を持っていることがあります。テスト形式、受検時期、過去に使われた教材を聞いて構いません。ただし、選考形式は変わるため、最終的には今回届いた受検案内を優先してください。

コンサル転職に強いエージェントの比較先は、次の記事です。

【2.5万文字】未経験から戦略コンサルに行くなら登録すべき転職エージェントのおすすめ・比較未経験から戦略コンサルを目指す人向けに、転職エージェントを求人、選考対策、ケース面接支援、実績などで比較。登録先の選び方を解説します。...

まとめ

コンサルのWebテスト対策は、SPI、玉手箱、GAB、TG-WEB、独自評価のどれを受けるかを見極めるところから始まります。企業別の古い一覧より、今回届いた受検案内を優先してください。

形式が分かったら、時間を計って一度解き、間違えた問題と時間がかかった問題へ練習を寄せます。性格検査では人物像を作らず、独自評価では企業の規則を守る。限られた準備時間でも、やる範囲を絞れば、本番で初めて形式を知る事態は避けられます。