コンサルティングファームの選考では、多くの会社がケース面接を取り入れています。「あるカフェチェーンの売上を1年で伸ばすには」のようなビジネスの課題が出され、その場で考えを組み立てて面接官と議論する選考です。見られるのは、筋道を立てて考える力と、それを相手に伝える力。ただし形式は一つに決まっておらず、ファームや応募区分によって中身がかなり違います。

KPMGコンサルティングは、世界4大会計事務所(Big4)の一つであるKPMGの日本のメンバーファームで、2014年に設立されました。監査・税務・アドバイザリーの3分野にわたる8つのプロフェッショナルファームからなるKPMGジャパンの中で、コンサルティングを担う会社です。事業モデルの変革やITを使った業務改革といったビジネストランスフォーメーションと、リスクマネジメントの両方を手がけ、攻めと守りの両面からクライアントを支えています。設立から10年あまりの若い会社で、規模もまだ拡大の途中にあります。

その選考でよく話題になるのが、新卒のオンラインケース面接です。面接という名前ですが、面接官と議論する場面はなく、KPMGのレポートを読んでPC上で答えを作ります。中途の選考はこれとは別物で、書類選考と応募部署による複数回の面接が中心です。同じ会社を受けるのでも、新卒と中途では準備することが大きく変わります。

KPMGのケース面接と選考フロー|新卒・キャリア採用

ケース面接が選考のどこに入るかは、応募区分によって変わります。新卒は、書類と適性検査で人数を絞ったあとにケース面接やグループワークへ進む流れが一般的です。中途では独立したケース面接の回を設けず、通常の面接の中でケースを出すファームが多くあります。

KPMGコンサルティングの新卒選考では、Web適性検査の次にオンラインケース面接があり、そのあとにジョブ型選考と複数回の個人面接が続きます。キャリア採用(中途)は、書類選考と適性検査(対象者のみ)を通過したあと、応募部署による面接を複数回受ける流れです。部門によって課題が加わり、Financial Services(FS)とBusiness Innovation(BI)では、面接に続いて新事業/サービスのテーマ仮説プレゼン(対象者のみ)があります。戦略部門のStrategy & Transformation(ST)は、書類、適性検査(対象者のみ)、面接の3段階です。

応募区分 選考の流れ
新卒 マイページ応募 → 書類選考(ES) → Web適性検査 → オンラインケース面接 → ジョブ型選考 → 個人面接(複数回)
中途(基本) 書類選考 → 適性検査(対象者のみ) → 応募部署による面接(複数回) → オファー面談 → 内定
中途(FS・BI) 書類 → 適性検査(対象者のみ) → 面接 → 新事業/サービスのテーマ仮説プレゼン(対象者のみ)
中途(ST) 書類 → 適性検査(対象者のみ) → 面接

出典:KPMGコンサルティング採用サイト(新卒 募集要項・選考フロー、キャリア採用 応募・選考ガイド、FS、BI、ST)

新卒で準備の中心になるのは、資料を読み、PCで答えを作り、結論から説明するまでを時間内に終える練習です。中途は、応募部署の仕事を理解したうえで、面接とプレゼンに備えるのが基本になります。

KPMGの新卒オンラインケース面接とは

一般的なケース面接は、面接官とやり取りしながらお題を解いていく口頭の選考です。KPMGのオンラインケース面接はこれと違い、KPMGが発行するレポートなどを題材に、文章読解やPCスキル、プレゼンテーションを含むケース問題に取り組みます。2023年の内定者は、面接官と話すことはなく「Webテストに近いかもしれません」と振り返っていました。

求められる力は大きく三つあり、準備の中身もそれぞれ違います。文章読解は、長い資料から主張と根拠、前提を拾い出す作業です。PCスキルは、回答の入力やグラフの作成、提出までを時間内に終える手際のこと。プレゼンテーションは、読み取った内容を結論から説明する力です。口頭のケース練習だけを積んでいると、二つ目のPC作業がすっぽり抜け落ちてしまいます。

選考の段階や日程は、希望する職種によって変わります。新卒採用は4つの職種で通年行われていて、2025年にITスペシャリスト職で内定した人は、夏選考の流れをES、Webテスト、オンラインケース、職種合同JOB、職種別JOB、一次面接、リクルーター面談、最終面接の8段階で挙げていました。募集要項の6段階と比べると、ジョブ型選考が職種合同と職種別の2回に分かれ、面接の間にリクルーター面談が入る形です。職種ごとの細かな流れは、マイページで案内されます。

KPMGのオンラインケース面接の形式と体験談

オンラインケース面接は、コンサル業界の中でも珍しい形式の選考です。2023年の内定者も、形式が特殊で事前に練習はできなかったと話しています。進み方の細部を知る手がかりは、採用ブログに載った2本の内定者の体験談です。掲載時期は1年半以上離れていますが、KPMGのレポートを英語版と日本語版で読み、関連する問いに答えるという骨格は2本とも同じでした。

2023年の内定者の体験談

2024年4月入社予定の内定者が受けたのは、KPMGコンサルティングが発行するレポートの英語版と日本語版を両方読み、制限時間内に関連するケース問題へ答える形式でした。回答の形は問題ごとに違い、記述式のもの、グラフを作るもの、動画で提出するものがあったそうです。テーマはスマートシティ。制限時間は「かなりシビア」だったといい、録画の提出やグラフの作成を素早くこなせるよう、事前に操作を確かめておくことを勧めています。

内定者による就活体験談 Vol.1(2023年11月掲載)

2025年の内定者の体験談

ビジネスアナリスト職の内定者は、オンラインケース面接を「最大3回挑戦可能な選考形式」と紹介しています。本人は夏選考で通過できず、秋選考で再挑戦しました。夏に受けたフィードバックは二つ。前提条件を意識しながら適切な時間配分で工程を進めること、そして「文章の構造を正しく把握する力が不足している」という指摘でした。納得できない点に時間をかけすぎて、全体のバランスを崩したことも反省点に挙げています。その後は、KPMGコンサルティングが発信するレポートやインサイト、ビジネス記事に日頃から触れ、内容を構造的につかむよう心がけたそうです。

『学びの採用』Vol.4 内定者の選考体験談編(2025年8月掲載)

KPMGのケース面接の出題例|選考で出たテーマ

コンサルのケース面接では、フェルミ推定、売上の向上、新しい市場への参入といったお題が定番です。KPMGの過去問として出回っている問題もこの型が中心で、口頭で前提を置き、数字を分解する練習台として十分に使えます。KPMGの選考で実際に出たテーマには、次のようなものがあります。

選考 お題・課題
オンラインケース面接 スマートシティをテーマにしたケース問題(2023年)
インターン選考 最終面接にあたるビジネスプランプレゼン。テーマは「KCにまだ無い新たなソリューションを提案する」で、パートナーに向けて発表(2023年)
ジョブ型選考 あるテーマへの施策提案を、ほかの学生と対面で議論(2025年)
中途(FS・BI) 新事業/サービスのテーマ仮説プレゼン(対象者のみ)

インターン選考の最終面接と中途のプレゼン課題には、まだ世の中にない解決策やサービスを考えて示す、という共通点があります。2023年のお題にあるKCはKPMGコンサルティングの略称で、自社にまだ無いソリューションを考えさせる問いでした。まだ無いものを提案するには、いま何があるかを知っていなければ話が始まりません。応募する部門の採用ページや公開レポートで既存のサービスに目を通し、どこに足りないものがあるかを考えておくことは、新卒でも中途でも役に立つ準備です。

定番のケース問題の解き方と例題は、次の記事にまとめています。

ケース面接とは?例題・解き方・評価基準・対策方法を解説
ケース面接とは?例題・解き方・評価基準・対策方法を解説ケース面接とは何かを、評価される7つの項目、フェルミ推定とケースの解き方の型、WHO→WHAT→HOWの施策の組み立て、例題、出題タイプ別の構造化、練習方法まで解説します。...

KPMGのオンラインケース面接の練習方法

資料読解型のケースにいちばん効くのは、読む、作る、話すを時間内に通しで回す練習です。回答の形は年度によって変わりうるので、記述、グラフ、動画のどれが来ても困らないように、練習の軸は文章読解、PC作業、結論からの説明の三つに置きます。題材には、KPMGがサイトで公開しているレポートやインサイトがそのまま使えます。同じテーマの英語資料が見つかれば並べて使い、なければ日本語だけで始めてかまいません。

練習用の設問

読み始める前に、設問を一つ決めておきます。たとえば次のような問いです。

このレポートを読んだ業界企業の経営者は、今後1年で何を優先すべきか。根拠となるデータを二つ示し、実行上のリスクも述べてください。

KPMGの過去問ではなく、練習用に作った設問です。問いが先にあると、読むべき箇所と飛ばしてよい箇所を、読みながら判断できます。設問にある対象、期間、制約は最初にメモしておきましょう。2025年の内定者が指摘された前提条件を、作業の途中で見失わないための工夫です。

35分の時間配分

35分で一周するなら、配分はたとえば次のようになります。

時間 やること
0〜3分 設問を読み、対象・期間・制約をメモする
3〜10分 日本語資料で見出し、図表、結論を拾い、段落ごとの役割(主張・根拠・例外)をメモする
10〜15分 英語資料で数値、固有名詞、因果の強い表現だけを照らし合わせる
15〜23分 結論、根拠二つ、リスクを、回答欄に打ち込むつもりで書く
23〜28分 比べたい数字を表計算ソフトでグラフにする
28〜31分 結論から2分で説明し、PCのカメラで録画する
31〜35分 記述・グラフ・説明が同じ結論を向いているか見直し、印を付けた箇所へ戻る

35分は練習用の目安です。2023年の内定者が制限時間を「かなりシビア」と振り返っているとおり、本番は時間との勝負になります。最初から35分に収めようとせず、時間がかかった工程を次の回で詰めていけば十分です。

英語資料と日本語資料の使い分け

英語力は新卒採用の必須条件ではなく、2本の体験談でも日本語版のレポートが手元にありました。英語を一語ずつ訳す練習は後回しでかまいません。まず日本語版で、何が問題で、何を根拠に、どちらへ向かうべきだと言っているかをつかみます。英語版で見比べるのは、数値、専門用語、比較の対象、言い切りの強さの四つ。二つの版で図表や表現にずれがあれば、そこは結論を一段慎重に書き直す箇所です。

記述・グラフ・説明のそろえ方

記述、グラフ、動画の問題が並ぶと、それぞれで言うことが少しずつずれていきます。防ぐには、先に一枚の回答メモを作り、中心になる一文を決めてから、記述、グラフ、説明に広げるのが確実です。グラフから手を付けると、主張が描きやすい図のほうへ引っ張られてしまいます。

A社は法人向けサービスへの投資を増やすべきです。市場全体の伸びより、既存顧客の継続率と導入単価の差が収益を左右するためです。

記述では、この一文に根拠とリスクを足します。グラフは継続率と単価の差が見える比較だけを描き、タイトルにも何と何の比較かを書き込みます。説明は、最初の一文をそのまま口にしてから理由へ進む順番です。どこから読まれても同じ主張にたどり着ければ、仕上がりとしては十分でしょう。

KPMGのオンラインケース面接でよくある3つの失敗と対策

時間制限のある資料読解型の選考では、解き方を知っているかより、時間の使い方や答えの組み立て方で差がつきます。KPMGの2本の体験談を読むと、つまずきやすい場面は大きく三つあります。

1. 納得できない箇所での長考

2025年の内定者は夏選考で、納得できない点に時間をかけすぎ、全体のバランスを崩しました。引っかかる箇所があっても印だけ付けて先へ進み、最後の数分で戻ると決めておけば、同じ崩れ方は防げます。練習のうちから、この進め方を習慣にしておきたいところです。

2. 回答以外の操作による時間切れ

2023年の内定者は、回答以外の部分で焦って時間をオーバーすることだけは避けたい、と話しています。表計算ソフトで棒グラフを1本作るのに何分かかるか。PCのカメラで2分録画し、ファイルを保存するまでに何分かかるか。どちらも答えの質とは関係のない時間なので、練習で一度測っておくだけでも本番の余裕が変わります。

3. 要約で終わる回答

設問が「何を優先すべきか」なら、レポートを正確にまとめても答えにはなりません。2023年の内定者は、テーマのスマートシティを以前調べていたので多少有利に進められたと振り返り、ホットトピックについて自分の考えを持っておけば役に立つかもしれない、と話していました。2025年の内定者も、レポートやビジネス記事に日頃から触れて秋選考に臨んでいます。ニュースを読むときに要約で止めず、だから誰が何をすべきかまで考える癖をつけておくと、それがそのまま本番の準備になります。

録画で話すことに慣れていない人には、録画回答や資料読解を組み合わせた形式の練習方法をまとめた次の記事が参考になります。AI面接が中心の記事ですが、KPMGの対策に生きるのは録画と資料読解の部分です。

AIケース面接とは?本番の形式・練習方法・注意点を解説
AIケース面接とは?本番の形式・練習方法・注意点を解説AIケース面接の形式と準備を解説。録画・記述・対話型の違い、受検案内で見るべき制限時間・使える道具・受検環境・評価の観点、アビームコンサルティングや丸紅の選考での使われ方、練習サービスや生成AIでの練習方法を紹介します。...

KPMGのジョブ型選考と個人面接の対策

オンラインケース面接を通過すると、その先は人と向き合う選考です。コンサルの新卒選考では、グループワークで議論の進め方を、個人面接で経験や志望の深さを見るファームが多くあります。KPMGでは、少人数のグループで課題解決に取り組むジョブ型選考のあと、個人面接が複数回あります。

ジョブ型選考

2025年のビジネスアナリスト職の内定者は、JOB選考で、あるテーマへの施策提案をほかの学生と対面で議論しました。発言の多いメンバーがそろったチームで、この人は議論が前提からずれていないかを見て、方向を戻す役に回ったそうです。オンラインケースで指摘された前提条件の扱いを、ここで生かした形でした。

グループで練習するときは、発言の量を競うより、前提と論点を整理し直す役を一度引き受けてみてください。議論が散らかったときに流れを戻せる人は、どのチームにも一人は欲しい存在です。

個人面接

コンサルの個人面接では、志望動機や経験の深掘りのほかに、その場で考えさせる質問がよく出ます。KPMGコンサルティングでも、実際に面接官を務める戦略コンサルタントが登壇し、ケース面接の解法や評価のポイントを解説する学生向けの対策セミナーを開いています。面接官自身が解き方を教えている以上、戦略コンサルタント職種を志望する人は特に、対話型の練習を外せません。面接官と話しながら前提を置き、条件を変えられたら答えを直す。この往復に慣れておけば、本番で想定外の問いが来ても慌てずに済みます。

ケース以外の質問も油断できません。2025年にITスペシャリスト職で内定した人は、面接でガクチカや志望動機のほかに「学業で何を学んだか」を深く聞かれたと話しています。ケースの練習に時間をかけすぎて、学業の説明が手薄になっては元も子もありません。

KPMGのキャリア採用(中途)の選考対策

コンサルの中途採用は、書類選考と複数回の面接で進むのが通例です。面接では職務経験や志望動機を中心に聞かれ、多くのファームや部門では、その場で短いケースを出したり、事前課題のプレゼンを課したりします。KPMGコンサルティングのキャリア採用も、書類選考と適性検査(対象者のみ)を通過したあと、応募部署による面接を複数回受け、オファー面談を経て内定という流れです。選考方法はポジションによって異なり、部門によってはプレゼン課題が入ります。

部門ごとの違いで押さえておきたいのは、FS・BIのテーマ仮説プレゼンと、STの位置づけです。STは2024年10月から、KPMGコンサルティングの中で戦略コンサルティング職種という独立した職種体系をとっています。戦略コンサルの中途面接ではケース形式の質問が定番なので、ST志望なら口頭のケースにも備えておくべきです。第二新卒の選考方法はFS・BIと同じですが、現在は第二新卒の募集を行っていません。

テーマ仮説プレゼンの対策

テーマ仮説プレゼンは、新しい事業やサービスについて自分なりの仮説を立て、面接官に向けて発表する課題です。コンサルの中途選考でこうしたプレゼン課題が出るときは、テーマや持ち時間が選考の連絡で伝えられ、用意した資料で発表したあとに質疑へ移る流れで進みます。FS・BIでは対象者に限って課されるので、案内があってから準備を始めれば十分です。

発表の方向性は、部門の仕事の中身から読み取れます。FSは、新規クライアントや新規サービスの開拓を担うFS-ACMと、テクノロジーを取り込んで新たなサービスの開発やソリューション提案を行うFS-SOLの2チームで構成されています。BIは、社会課題をテーマに、KPMGコンサルティングとしてのビジネス仮説で切り込み、クライアントと新しい事業やサービスを生み出す部門です。どちらの部門でも、新しいサービスを考えること自体が日々の仕事に含まれています。

練習では、応募部門の採用ページにある事例や解説記事を一つ選び、次の4点を5分ほどで話せる形にまとめます。

  1. どの顧客の、どの業務や社会課題を対象にするか
  2. その課題が今大きくなっている理由(FSなら規制対応、AI活用、リスク管理など、部門が扱っているテーマから選ぶ)
  3. どんなサービスで解くのか。KPMGコンサルティングはどこを担うのか
  4. 仮説が外れていたら、何を見て気づけるか

質疑で「本当にそうか」と問われたとき、支えになるのは4つ目です。仮説を守りにいかず、何を見れば白黒がつくかを示せば、落ち着いて受け答えができます。

カジュアル面談で聞いておくこと

KPMGコンサルティングのキャリア採用では、応募にあたって人事リクルーターや現場のコンサルタントとのカジュアル面談を設定できます。選考とは別の場なので、面接の形式についても率直に聞いてかまいません。聞いておきたいのは次のような点です。

  • 面接の中で、口頭で考える問題(ケース)が出るか
  • 課題や資料は事前に渡されるか、その場で考えるか
  • 発表がある場合の持ち時間、資料の形式、聞き手
  • PCや表計算ソフトを使う作業があるか

中途の選考は応募部署との面接が中心で、新卒のオンラインケース面接とは中身がまるで違います。準備の時間は、応募部署の事例やサービスを読み、自分の職務経験のどこがつながるかを整理することに多く割くのが得策です。口頭のケースが出ると分かったら、先に紹介したケース面接の記事で基本の解き方を押さえ、練習の題材を応募部署の業界から選びます。

KPMGのケース面接に関するよくある質問

オンラインケース面接で英語力は必要ですか?

高い英語力がなくても対応できます。2023年と2025年の体験談では、どちらもKPMGのレポートを英語版と日本語版の両方で読む形式でした。新卒採用で英語力は必須とされていないので、日本語版で内容をつかみ、英語版は数値や用語を照らし合わせる程度に使えば十分です。

オンラインケース面接に落ちたら、もう受けられませんか?

再挑戦の道があります。2025年のビジネスアナリスト職の内定者は、オンラインケース面接を「最大3回挑戦可能な選考形式」と振り返っていて、本人も夏選考で通過できず、秋選考で再挑戦して内定しました。インターンシップ選考で不合格になった人も、本選考には応募できます。

中途採用でもケース面接はありますか?

新卒のオンラインケース面接にあたる選考は、中途にはありません。選考は書類選考、適性検査(対象者のみ)、応募部署による複数回の面接で進み、FSとBIでは面接とは別に新事業/サービスのテーマ仮説プレゼン(対象者のみ)が加わります。ただ、コンサルの中途面接では面接官がその場で短いケースを出すことがよくあるので、口頭で考える問題には備えておきましょう。形式が気になる場合は、カジュアル面談で聞いておけます。

卒業年度によって、選考の形式は変わりますか?

選考の流れを左右するのは、卒業年度より希望職種です。新卒の応募資格は、2026年4月以降に大学・大学院を卒業予定の人をまとめて対象にしたものです。選考フローやスケジュールは希望職種ごとに分かれ、詳しい流れはマイページで職種別に案内されます。

まとめ

KPMGコンサルティングのケース面接は、新卒と中途で準備の中身が大きく違います。

新卒のオンラインケース面接は、面接官と議論する形ではなく、資料を読み、PCで答えを作り、結論から説明するまでを短い時間で仕上げる選考です。口頭のケース練習とあわせて、読む・作る・話すを通しで回す練習をしておくと、本番で時間に追われずに済みます。

中途は応募部署との面接が中心で、部門によってはテーマ仮説プレゼンが加わります。応募部門の事業やサービスを理解し、自分の経験とのつながりを話せるようにしておくことが、いちばんの準備です。面接で口頭のケースが出ることも想定して、基本の解き方は押さえておきましょう。