P&Eディレクションズへの転職を検討している方に、会社の仕事と採用について紹介します。成長戦略を得意とする国内ファームとして、どのような案件を手がけるのかに触れます。年収や働き方、中途採用の選考と準備まで取り上げます。
P&Eディレクションズとは
P&Eディレクションズは、2001年に設立された経営コンサルティングファームです。企業や事業の成長を軸に、戦略の策定から実行までを一貫して支援しています。
クライアントは大企業だけに限りません。中堅・中小企業、ベンチャー企業も対象とし、会社の規模や成長段階に合わせて支援内容を変えます。業界も限定せず、経営者が抱える成長課題を起点にプロジェクトを組み立てます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社ピー・アンド・イー・ディレクションズ |
| 英文名 | P&E DIRECTIONS, Inc. |
| 設立 | 2001年9月 |
| 代表 | 代表取締役 島田直樹 |
| 主な事業 | 成長戦略の策定・実行、新規事業、マーケティング、M&A・提携支援 |
| 対象企業 | 大企業、中堅・中小企業、ベンチャー企業 |
P&Eディレクションズの主な仕事内容
全社・事業の成長戦略
全社の成長方針、既存事業の拡大、事業ポートフォリオ、新しい収益源などを考えます。市場の魅力度を分析するだけでなく、クライアントが持つ顧客基盤、営業力、技術、人材を踏まえ、実現できる成長の道筋を作る仕事です。
成長戦略では、何をするかと同じくらい、何をしないかが重要です。複数の選択肢から優先順位を決め、投資する商品、地域、顧客層を絞り込みます。その後の実行計画まで設計するため、事業の数字と現場の動きの両方を見る必要があります。
新規事業の立ち上げ
新規事業のテーマ探索、市場調査、顧客ニーズの検証、事業計画、立ち上げ支援を行います。アイデアを資料にまとめるだけではなく、顧客候補へのヒアリング、パートナー探し、営業の試行などを通じて、事業として成立するかを確かめます。
大企業の新規事業では、社内調整も大きな仕事です。既存部門との役割分担、予算、人員、撤退基準を整理し、経営会議で意思決定できる材料を作ります。事業会社で新規事業や商品企画を経験した人は、この実行上の難しさを理解していることが強みになります。
マーケティング・営業改革
商品やサービスの価値を整理し、顧客の選定、価格、販売チャネル、営業活動を見直します。P&Eディレクションズは「守りの効率化」よりも、売上拡大や付加価値向上といった攻めのテーマを得意としています。
営業改革では、方針やKPIを作るだけでは成果につながりません。営業担当者が使える提案方法へ落とし込み、現場で試し、数字を見て修正します。戦略と実行を一つの仕事として扱う姿勢が表れやすい領域です。
M&A・アライアンス
成長を早める手段として、M&Aや企業間提携も扱います。買収候補の探索、事業デューデリジェンス、提携の設計、買収後の成長計画などを支援します。
財務面だけで取引を評価するのではなく、自社だけでは得られない顧客、技術、人材をどう取り込み、事業を伸ばすかを考えます。投資銀行やFASの経験者は、取引の知識に事業成長の視点を加えられます。
事業デューデリジェンス
投資や買収を判断するために、市場、競争力、顧客、収益性、成長余地を短期間で調べます。限られた情報から重要な論点を絞り、経営判断に必要な答えを出す仕事です。
見つけた成長余地を買収後の計画に落とし込み、その会社をどう伸ばすかまで考えます。
P&Eディレクションズの強み
PlanningとExecutionを切り離さない
P&Eディレクションズの特徴は、社名どおり計画と実行を一体で扱うことです。戦略を作った後に現場へ引き渡すのではなく、クライアントと一緒に実行し、必要なら当初の計画も変えます。
実行段階では、社内の反対、顧客の反応、予算不足など、分析時には見えなかった問題が出ます。そこで止まらず、関係者と落としどころを作りながら前へ進める人が評価されます。
成長を作る「攻め」のテーマに強い
主な案件は、売上拡大、付加価値向上、新規事業、マーケティング、営業、M&Aなどです。コスト削減や業務効率化より、企業が次にどこで稼ぐかを考えるテーマが中心になります。
現職で商品を売った経験、顧客の声から事業を変えた経験、社内の資源を集めて新しい取り組みを始めた経験は、そのまま選考材料になります。企画部門だけでなく、営業、マーケティング、事業開発の出身者にも接点があります。
経営者との距離が近い
少人数のファームであり、経営者や事業責任者と直接議論する機会が多い会社です。若手でも分析作業だけに閉じず、クライアントとの会議や実行支援へ入ります。
相手が経営者であっても、調査した事実を根拠に意見を伝える必要があります。同時に、正しいことを言うだけでは人は動かないため、相手の事情や感情を理解して伝え方を変える力も必要です。
企業規模を問わず支援する
大企業では、複雑な組織を動かしながら成長施策を実行します。中堅・中小企業やベンチャーでは、経営資源が限られる中で、経営者と優先順位を決めます。
同じ方法をすべての会社へ当てはめられないため、クライアントの規模、組織、資金、人材に合わせて支援を組み直す力が身につきます。将来、事業会社の経営企画や事業責任者を目指す人にも役立つ経験です。
P&Eディレクションズの年収
P&Eディレクションズの年収投稿では、回答者の平均が1,017万円、中央値が975万円です。回答者の平均年齢は29歳で、年収レンジは600万〜1,600万円でした。
中途採用の職位は、コンサルタント、シニアコンサルタント、マネージャー、プリンシパルなどです。前職年収だけでなく、問題解決力、プロジェクト経験、顧客との関係を作る力を見て職位と年収が決まります。
オファーを比較するときは、基本年俸だけで判断しません。賞与の考え方、評価の周期、次の職位へ上がる条件、担当する案件、働き方まで確認します。小規模ファームでは、同じ職位でも任される範囲が広いため、仕事内容との組み合わせで見ることが大切です。
働き方と社風
P&Eディレクションズでは、クライアントの成長へ深く関わるため、実行局面では仕事量が増えます。新規事業の立ち上げや営業改革では、会議資料を作るだけでなく、現場での検証や関係者との調整が続きます。
勤務はオフィスとリモートを組み合わせたハイブリッド型です。実際の働き方はプロジェクトによって変わり、クライアント先への訪問や出張が入ることもあります。
社風は、少人数で率直に議論し、自分から仕事を進めることを重視します。大規模ファームのように役割が細かく分かれていないため、分析、資料作成、会議、実行支援を一連の仕事として担います。
手厚い指示を待つ人より、何が足りないかを考え、自分で関係者へ働きかける人に合う環境です。一方で、若いうちから経営者と仕事をし、事業を動かす経験を積みたい人には魅力があります。
P&Eディレクションズの中途採用
中途採用では、コンサルタント、シニアコンサルタント、マネージャー、プリンシパルを募集しています。コンサル経験者だけでなく、事業会社、金融機関、官公庁などで経験を積んだ人も対象です。
評価されやすい経験
- 新規事業や事業開発を構想し、立ち上げまで進めた経験
- マーケティングや営業改革で売上を伸ばした経験
- 経営企画として複数部門を動かした経験
- M&A、提携、事業デューデリジェンスの経験
- 現場の反対や制約を乗り越え、施策を実行した経験
- 経営者や事業責任者へ提案し、意思決定を支えた経験
職務経歴書には、戦略を立てた後に誰を動かし、どの施策を実行し、売上や利益がどう変わったかまで書きます。成果を定量化しにくい場合は、意見の異なる関係者の合意をどのように作ったかを示します。
未経験から転職できるか
コンサル未経験でも応募できます。ただし、これまでの経験をコンサルティングで再現できる形に変えて伝える必要があります。
たとえば営業出身者なら、個人目標の達成だけでなく、顧客を分析して営業方法を変え、チームへ展開した経験を話します。メーカー出身者なら、技術の説明より、顧客価値や事業性を見極めて商品化を進めた経験が有効です。
P&Eディレクションズの選考と対策
中途採用は、書類選考、Webテスト、複数回の面接で進みます。面接回数は平均3〜4回です。応募職位や経験によって、ケース問題や職務経験の深掘りが行われます。
志望動機
P&Eディレクションズを志望する理由は、過去に計画と実行の間で経験した問題から話します。同社がその両方を扱う仕事と、自分が解きたい課題を結びつけてください。公開情報だけでは見えにくいファーム間の違いを、自分の言葉で話せるようにしておきましょう。
成長戦略、新規事業、営業・マーケティング、M&Aのうち、自分の経験が最も生きる領域を一つ選ぶと、話が具体的になります。そのうえで、得意領域だけに閉じず、経営課題全体を扱いたい理由を加えます。
ケース面接
売上向上、新規事業、市場参入など、成長に関するケースを重点的に練習します。市場を分解して施策を並べるだけでなく、その会社が持つ強み、競合との差、実行できる人員、成果が出るまでの時間を考えます。
P&EディレクションズではExecutionまで扱うため、「誰が実行するか」「最初の3か月で何を試すか」「どの数字で継続を判断するか」まで答えると、会社の仕事と合った議論になります。
経験面接
経験面接では、自分が付加価値を出した場面を具体的に説明します。チームの成果を話すだけでなく、自分がいなければ何が違ったのかを明確にします。
実行が難しくなった場面も準備します。反対した相手は何を心配していたのか、どの情報を示し、どこで譲り、最終的にどう進めたのかを話せると、実行力が伝わります。
P&Eディレクションズが向いている人・向いていない人
向いている人
- 成長戦略、新規事業、営業・マーケティングに関わりたい
- 戦略を作るだけでなく、実行して数字を変えたい
- 少人数のチームで経営者と直接働きたい
- 大企業からベンチャーまで異なる経営課題を経験したい
- 将来、事業会社で事業責任者や経営者を目指したい
向いていない人
- 調査や戦略提言だけに仕事を限定したい
- 大規模組織の細かな分業を好む
- 担当業界や機能を早く固定したい
- 現場での調整や実行支援を避けたい
- 指示と手順が揃ってから動きたい
他の日本発ファームとの違い
経営共創基盤(IGPI)は、コンサルティング、財務、投資、事業経営を横断します。ドリームインキュベータは産業や事業そのものを作るビジネスプロデュース、コーポレイトディレクションは独立したコンサルタントを育てる文化に特徴があります。
P&Eディレクションズは、企業の成長を軸に、PlanningとExecutionを一つのチームで進める会社です。特に売上拡大、新規事業、マーケティング、営業など、攻めの変革を実行したい人に合います。
まとめ
P&Eディレクションズは、成長戦略、新規事業、マーケティング、M&Aなどを通じて、企業の成長を計画と実行の両面から支援するファームです。クライアントと施策を動かし、数字を変えるところまで関わります。
中途選考では、論理的思考力に加え、周囲を動かして成果を出した経験が重要です。少人数のチームで経営者と働き、自分の考えを事業の結果につなげたい人に向いています。
P&Eディレクションズに転職したい人におすすめの転職エージェント
P&Eディレクションズのような少人数のファームを受けるなら、案件や面接の傾向を理解している転職エージェントを比較してみてください。




