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面接体験談

【一次面接】ベインの中途採用面接の体験談|美容院のケース面接

ベイン・アンド・カンパニーの選考を控えている方に向けて、私が中途採用の一次面接を受けたときの体験をまとめました。当日の進み方や聞かれたこと、ケース面接でのやり取りを、私の回答とともに順を追って紹介します。面接の雰囲気も含め、受験者の立場から振り返ります。

ベインの一次面接の概要

私が受けた一次面接の概要は次のとおりです。

項目 内容
応募方法 転職エージェント経由
面接形式 Zoom
面接官 2人が順番に担当
主な内容 面接官を替えながら複数のケース面接
今回紹介するお題 1人で経営する美容院の年間売上と売上向上策
考える時間 3分

ベインの選考では、前の面接でもらったフィードバックが次の面接官にも共有されていました。指摘された点を次のケースで修正できるかも見られていたと思います。

面接の回数や組み方は、応募する職位や採用時期によって変わります。面接官が替わっても回答の質を保つ準備は必要です。

ベインの一次面接はケース面接から始まった

時間になるとZoomに面接官が入り、簡単なあいさつを交わしました。私は自己紹介や転職理由から始まると考えていましたが、面接官から最初に聞かれたのは次の質問です。

面接官:「ケース面接をやったことがありますか?」

経験があることを伝えると、そのままケース面接へ移りました。少なくとも私の一次面接では、志望動機や職務経歴を詳しく確認する時間はなく、冒頭からケースを解く流れでした。

ケース面接と人物面接の両方を準備していたので、どちらが先に来ても慌てずに済みました。

ベインの一次面接のケース面接

出題は「1人で経営する美容院の年間売上」

面接官から提示されたお題は、次のような内容でした。

面接官:「最近独立した、店長1人で経営する美容院があります。まず、この美容院の年間売上を求めてください」

私は、場所や営業時間、定休日はこちらで設定してよいかを確認しました。

面接官:「自分で設定して構いません。3分で考えてください」

3分しかないため、細かい顧客区分を増やすのではなく、まず売上を計算できる式を作り、必要な前提だけを置くことにしました。

年間売上は約1,000万円と回答した

私は、住宅街にある1人経営の美容院と設定しました。営業時間は水曜から日曜の10時から21時まで、休憩を除いて1日10時間、年間営業日数は250日です。

売上は次の式で考えました。

年間売上=席数×1時間当たりの対応人数×稼働率×営業時間×客単価×営業日数

項目 置いた数字
席数 1席
1時間当たりの対応人数 1人
稼働率 50%
1日の営業時間 10時間
客単価 1万円
年間営業日数 250日

面接では、この美容院の年間売上を約1,000万円と回答しました。

ただし、当時置いた数字をそのまま掛けると、計算結果は1,250万円です。1,000万円と丸めること自体はできますが、面接では「約1,250万円、概算で1,200万〜1,300万円」と答えたほうが、計算の過程と結論が一致します。

面接官から「その売上をどう感じるか」と聞かれた

年間売上を伝えると、面接官から追加の質問がありました。

面接官:「その金額をどう感じますか?」

売上だけでは妥当性を判断しづらいため、店長の手元に残る金額から確かめました。家賃を月20万円、光熱費を月5万円、薬剤などの変動費を売上の10%程度と置くと、年間費用は約400万円です。

年間売上を1,000万円とした場合、店長の所得は600万円程度になります。個人で経営する美容院として大きく外れた数字ではないと説明しました。

計算結果を出したあとに、別の数字へ割り戻して妥当性を確認するところまで求められたのが印象に残っています。

売上向上策では平日昼の稼働率に注目した

続いて、面接官から売上向上策を聞かれました。

面接官:「店長から売上を上げたいと相談されたら、どのような施策を考えますか?」

先ほどの式のうち、営業時間や営業日数を増やすと、店長の負担も増えます。値上げは売上を伸ばせる一方で、客数が落ちるおそれがあります。そこで、改善余地が大きい稼働率、とくに平日昼の時間帯へ着目しました。

私が回答した方向性は、平日昼の来店客を増やし、一度来た顧客のリピート率を上げることです。1人で営業する店では、広告で新規客を取り続けるより、店長との関係を理由に次回も来てもらうほうが、限られた席を埋めやすいと考えました。

いま解き直すなら、平日昼に動きやすい在宅勤務者、子育て中の人、シニア層のうち一つに対象を絞ります。そのうえで、次回予約、紹介、空き時間限定のメニューなどを組み合わせ、どの施策で稼働率がどれだけ変わるかまで説明します。

ベインの一次面接を振り返って

よかったのは、店舗の条件から売上を積み上げたこと

今回のお題は、美容院市場全体ではなく、1人で経営する1店舗の売上です。そのため、商圏人口から利用者数を推定するより、店長が提供できる時間と客単価から積み上げたほうが、問題の条件に合います。

年間売上を出したあと、店長の所得まで計算して妥当性を確認したことも、回答の根拠になりました。フェルミ推定では、出した数字が現実にあり得るかを別の角度から確かめる必要があります。

改善すべきだったのは、計算の精度と顧客の具体性

一番分かりやすい改善点は、計算結果です。置いた数字からは1,250万円になるため、約1,000万円と答える場合も、丸める前の数字を示したほうが正確でした。

美容院では、カット、カラー、パーマで施術時間と単価が変わります。「平均施術時間を1時間、平均客単価を1万円と単純化します」と最初に伝えれば、前提を理解したうえで簡略化していることが伝わります。

売上向上策も、「平日昼の顧客」だけではまだ広すぎました。在宅勤務者など具体的な顧客像まで決めれば、来店しない理由と施策をつなげやすくなります。

ケース面接で評価される項目を詳しく確認したい方は、次の記事も参考にしてください。

関連記事戦略コンサルのケース面接・フェルミ推定の評価基準は?【元MBBが解説】

ベインの一次面接前にやっておくべき対策

まず、3分で式と前提を作る練習が必要です。最初は10分かけても構いません。式、数字の根拠、計算、妥当性の確認まで書き出し、慣れてきたら5分、最後に3分へ縮めます。

次に、一度解いた問題をフィードバックに沿って解き直してください。今回の美容院なら、客単価をメニュー別に分ける、平日昼の顧客を具体化する、施策による売上効果まで計算する、といった改善ができます。新しい問題を次々に解くより、一つの回答を直すほうが、指摘を次の面接で使う練習になります。

最後に、模擬面接を2回続けて行います。単発では答えられても、面接官が替わったあとに集中力が落ちることがあります。1回目の指摘を短い時間で整理し、2回目の回答へ反映するところまで練習しておくと、本番に近い準備になります。

ケース面接の基本的な解き方は、総合ガイドで詳しく解説しています。

関連記事ケース面接とは?例題・解き方・評価基準・対策方法を解説

他社の一次面接がどのように進むか比較したい方は、Strategy&の体験談も参考になります。

関連記事【1次面接】Strategy&の中途採用面接の体験談を公開【ケース面接】

ベインの選考を受ける人におすすめの転職エージェント

私が受けたようなケース面接に備えるなら、模擬面接などの支援内容を確認しておくと役立ちます。ベインを含む戦略ファーム向けの転職エージェントを比較できます。

関連記事【2.5万文字】未経験から戦略コンサルに行くなら登録すべき転職エージェントのおすすめ・比較
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