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戦略コンサルファームへの転職では「ケース面接」や「フェルミ推定」がほぼ合否を左右する評価制度になっており多くの方はケース面接対策を入念に行っています。
しかし、どのような評価基準で見られているかを理解せずに対策を進めても、時間や労力が無駄になってしまう可能性があります。
この記事では、ケース面接やフェルミ推定で面接官が具体的に何を重視して評価しているのか、そして評価基準に沿った効果的な準備方法について解説します。
さらに、実際の解答例を参考に、面接官の視点を把握しながら自分の弱点を補強するヒントもご紹介します。これらを踏まえ、しっかりと対策すれば、独特な戦略コンサルの面接でも自信を持って臨めるようになるはずです。
フェルミ推定とケース面接とは?
フェルミ推定とケース面接は、戦略コンサルの選考でよく出される面接方式です。
フェルミ推定では、たとえば「国内にあるコンビニの店舗数はどれくらいか」など、正確なデータがない問題に対して、大まかな数値を論理的に見積もります。
データがない中でいかに構造化し論理的に計算していくことで近しい値を算出することができるかが重要になってきます。
一方でケース面接では、「コンビニの売上向上施策を考えてください」といったような、企業の成長戦略等が出題されます。施策を考えるプロセスを通じて、候補者のコミュニケーション能力や問題解決能力を見ます。
フェルミ推定の問題・回答例
具体的には以下のような問題が出ます、回答例をご紹介します。
フェルミ推定の問題例: 「コンビニ1店舗の1日の売上を推定してください」
フェルミ推定の回答例: 「コンビニ1店舗の1日の売上は、80万円です。まず計算式としては、レジ数 x 1レジ1時間あたりの処理数 x 営業時間 x 単価で考えられます。コンビニは時間帯によってレジの稼働率が異なってきますので、8-9時、11時-13時のピーク時(3時間)、9-11, 13-23時の非ピーク時(12時間)、その他の深夜帯(9時間)でセグメントを分けて考えました。
ピーク時: レジ数(3つ) x 1レジ1時間あたりの処理数(60人) x 営業時間(3時間) x 単価(700円) = 38万円
非ピーク時: レジ数(2つ) x 1レジ1時間あたりの処理数(30人) x 営業時間(12時間) x 単価(500円) = 36万円
深夜帯: レジ数(1つ) x 1レジ1時間あたりの処理数(6人) x 営業時間(9時間) x 単価(1000円) = 5万円
と考えると合計80万円程度と計算できます。
ケース面接の問題・回答例
具体的には以下のような問題が出ます、回答例をご紹介します。
ケース面接の問題例: 「コンビニ1店舗の売上向上施策を検討してください」
ケース面接の回答例:「ピーク時間帯に食事目的で利用するユーザー向けにピーク時間帯限定でランチセットを販売することを提案させていただきます。まず、コンビニの売上のドライバーを分解すると「商圏人口の数 x コンビニに行く率 x そのコンビニ選択率 x 頻度 x 単価」で考えられます。このうち単価を上げる施策について考えていきます。コンビニの利用者は早く買いたいというニーズがあります、特にピーク時間帯はコンビニがかなり混雑しているため別のコンビニにいったりカフェにいったりしてしまうことも多々あると思います。これに対しピーク時間帯に食事目的で利用するユーザー向けにピーク時間帯限定でランチセットを販売します、コンビニの店前に人気のお弁当とお茶などのドリンクを並べセット販売することで中に行くのは面倒だし他の店を探すのも面倒だからここで買おうと言った流れで顧客を集めることができるのではないでしょうか」
ケース面接・フェルミ推定で見られるポイントと評価基準
外資系戦略コンサルファームの面接ではどのような評価基準が設定されており何が評価されるのでしょうか。
各ファームによって細かな違いはあるものの、多くの戦略コンサルが共通して評価しているのは、「問題解決力」と「コミュニケーション力」という2つの軸です。
具体的には以下のような内容です。
問題解決力
構造化力
ビジネスモデルを正しく理解し、課題解決に必要な要素分解をする能力が求められます。たとえば、市場、顧客、競合、収益構造のような観点や売り上げを客数と客単価に分けて考えるなど、問題解決に必要な観点を漏れなく洗い出すことが重要です。
論点・仮説思考力
問題の本質はどこにあり、何が成功のカギになるのかを短時間で見極める必要があります。論点を明確にし、優先順位をつけて深掘りすることで、より戦略的なアプローチを示せます。
インサイト
顧客行動や市場背景を踏まえ、有用な示唆(インサイト)を引き出す力も評価されます。サプライヤーロジックな誰でもいえる分析ではなく、消費者のインサイトに気付けるかがポイントです。
思考スピード/体力
限られた時間で素早く計算・判断し、異なるアプローチやアイデアを自由に出せるかも重要です。特にフェルミ推定の計算やケース面接での施策だしやディスカッションで求められます。
コミュニケーション力
プレゼンテーションスキル
自分の考えをわかりやすく整理し、シンプルな言葉で相手に伝えられるかが問われます。複雑な思考プロセスも、聞き手が理解しやすい順序と表現で説明できる能力が評価されます。
コーチャビリティ
面接官から追加情報やヒントをもらったとき、素直に受け止めて思考を更新できるかがポイントです。意固地にならず、面接官からもらったインプットを活かして議論を発展させる姿勢は高く評価されます。
プロフェッショナリズム
態度や言動が礼儀正しく、相手に敬意を示しながら自分の意見を主張できるかも見られています。信頼感を与える、落ち着いたコミュニケーションが望まれます。
評価項目に沿った回答NG例
これまで私が指導した生徒さんのNG回答例をご紹介します。
一見よさそうに見える回答でもトップtierのレベルだと合格基準に届かない可能性もあります。一方、最初は合格水準に届かなかった人でも正しいやり方を習得することで合格レベルまでもっていくことができます。
フェルミ推定のNG回答例
スターバックスの1日の売上を求めてください。といった問題を想定しNG回答例を紹介していきます。
「スターバックスの1日の売上は、
席数 × 稼働率 × 回転率 × 単価 × 営業時間
で計算できます。
40席 × 80%稼働 × 1回転/時 × 700円 × 12時間
= 27万円です
以上で回答は終わりです。」
上記の回答はどこがNG例ポイントなのか解説します。
イートインのみに限定している
この計算式では店内での飲食(イートイン)しか想定されていません。しかしスターバックスにはテイクアウトやデリバリーなど、さまざまな販売方式があります。これらを無視すると、実際の売上を正しく推定できなくなります。
前提の共有がない
スターバックスも都心の店舗と田舎の店舗で席数や稼働率なども大きく異なりますし、それによって店舗が抱える課題感やそれを解決するための施策も異なってきます。
しっかりと面接官とすり合わせたうえで議論を進めていくことが重要になります。
数値の根拠の説明がない
稼働率や単価についてはなぜその数値を置いたのかロジックのある説明をする必要があります。ファーストアウトプットが長くなりそうな場合は説明しなくてもよいですが、質問が来た際にこたえられるように準備をしておくことは重要です。
セグメント分けがない
平日・休日や時間帯、顧客層によって稼働率や単価は変動します。朝は通勤時間帯のビジネスマンがコーヒーだけを買う、昼は食事利用としての利用が多い、夜の時間帯は仕事や勉強をするために利用する人が多い、といったような形時間帯によって利用者の客層、ニーズが異なっています。
これらの違いを考えずに一括で計算してしまうと式に思考が行き届いていないとみなされ通過する可能性がかなり低くなります。
ケース面接に沿ったおすすめの練習方法
ケース面接を攻略するためには、正しいやり方を学び、反復練習を行い、面接官が求める評価基準と自分の現状を照らし合わせてセルフチェックしたうえで、内定者や戦略コンサル経験者からフィードバックをもらうことが最も効果的です。それぞれのステップで気をつけたいポイントを解説します。
正しいやり方を学ぶ
まずは、ケース面接における基本的な問題解決のプロセスやフレームワークを正確に理解することが大切です。フェルミ推定、ケース面接にはやり方の「型」が存在しています。
これをしっかりと身に着けじっせんできるようにすることが重要です。
反復練習する
理論を頭で理解していても、実際のケース面接でスムーズに使いこなすには訓練が必要です。フェルミ推定も含め、1日1題、週末にまとめて数題といった形で、継続的なアウトプットを行いましょう。特に本番のように時間を区切って問題を解き、回答を声に出して説明することで、プレゼンテーションや論理展開のスピードを鍛えることができます。
評価基準と照らしセルフチェックする
ケース面接では、問題解決力とコミュニケーション力の2軸が評価されます。
それぞれの項目が十分クリアしているレベル感にあるか、練習後に自分自身の回答を振り返り、できていないところを意識しながら復習すると着実に精度が上がります。
内定者や戦略コンサル経験者にフィードバックをもらう
評価基準に沿ったセルフチェックを自分で行うことは正直限界があります。ケース面接対策では、外部から客観的に指摘をもらうことが欠かせないと考えています。
自分で気づかない論点漏れや、不要に複雑な説明など、第三者視点で教えてもらうと上達が格段に早まります。実際に内定を得た人や戦略コンサル出身者に模擬面接を依頼し、細かい言い回しやアプローチの順序についてアドバイスをもらうことがおすすめです。オンラインの指導サービスやスクールを活用し、都度フィードバック→修正→再挑戦のPDCAを回すことで、確実に合格レベルへ近づけます。
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ケース面接対策は独学でもできますが、時間がかかる上に実際に合格レベルにいるかどうかを自分で確認することは実際難しいと考えています。
仕上がっていない段階で受けてしまい全落ちしてしまう方がほとんどです。
もし「MBBをはじめとする戦略コンサルに挑戦してみたい」「ケース面接対策に不安がある」と思っている方は実際に面接を通過した経験のある人にマンツーマンで見てもらうことで正しいやり方を学び内定レベルのアウトプットと自分の距離感を理解することが重要です。
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