コラム

【必見】戦略コンサルにいくなら第二新卒がおすすめな理由を元MBBが徹底解説

 

戦略コンサルは新卒就活で人気な職業の1つです。東大、早慶や海外大などの超一流大学を卒業し厳しいケース面接やジョブなどの選考を突破した限られた人しか内定できない狭き門です。

一方戦略コンサルティングファームは第二新卒や中途採用も積極的に行っています。今回は新卒・第二新卒・中途それぞれで求められるものがどう違うのか、第二新卒として戦略コンサルに挑むメリット、そして内定を勝ち取るための具体的な方法をお伝えします。まだ社会人経験が浅だからこそポテンシャルをアピールし内定を取ることが可能です。

新卒/第二新卒/中途で求められていることの違い

新卒採用の場合、実務経験がないため「地頭の良さ」や「ロジカルシンキング」といった基礎的な思考力が重視されます。主にケース面接での対応や、短期間で論理的な結論を導く力を評価されることが多いです。
新卒はケース面接複数回に加えジョブがあるため実際に働いている様子を厳しく評価され採用がされています。そのため本当に実力のある限られた人しか内定することは難しい状況です。

一方、第二新卒についても新卒同様基本的な思考力に加え、社会人としての素養や、わずかでも得たビジネス経験をどう活かせるかが見られます。まだ職歴は浅いものの、業務で培った応用力や対人スキルが、新卒より一歩進んだ評価対象となります。

中途採用では、これまでの実績や専門分野での実務経験が問われます。実際の成果やリーダーシップ経験、クライアントワークの経験など、より具体的なスキル・成果が期待される段階です。

第二新卒は何年目まで可能?

一般的には、第二新卒の定義は「入社後3年以内」の若手社会人を指すことが多いです。ただし、厳密な定義は企業によって異なり、3~4年目を目安にするケースが一般的です。

戦略コンサルファームによっては、第二新卒枠を明確に設けていない場合もありますが、これを超えると中途採用となり求められるハードルが異なってきます。

第二新卒で戦略コンサルを受けるメリット

第二新卒で戦略コンサルに挑戦することには、大きく3つの魅力があります。

1つ目は、「ジョブ」がないため、ケース面接対策に集中しやすいという点です。
実際に働くパフォーマンスを見られることはなく、ケース面接のパフォーマンスだけでほぼ評価が決まるため対策次第で受かりやすいです。

2つ目は、「新卒と同じ職位で採用されることが多く、成長環境が整っている」という点です。研修制度やOJTなど、新卒と同じようなサポート体制が受けられます。
これにより、入社後に基礎から戦略的な仕事の進め方を学ぶことができ、短期間で成長しやすいのです。また期待値も中途と比較しても低いためついていけずつぶれる人が少なく着実に成長していくことができます。

3つ目は、「同期とのつながりを築きやすい」点が挙げられます。中途で上のポジションに入ると、年齢がバラバラであったり家族を持っていたりするケースが多く同期同士のつながりが作りづらくなっています。
その点、第二新卒として新卒枠に近い形で入社すれば、同期入社の仲間と一緒に研修を受けたり、似たようなキャリアステージの人たちと情報交換したりしやすくなります。こうした人脈は、プロジェクトでの協力や将来的なキャリア形成にも大いに役立ちます。

これらのメリットを考えると、第二新卒として戦略コンサルを受けることは、学歴や豊富な実績がない状態でも有利な戦い方が可能であり、長期的なキャリアアップを目指す上で魅力的な選択肢と言えるでしょう。

第二新卒で戦略コンサルに内定するおすすめの方法

第二新卒として受けられる期間は限られており、一般的には入社後2~3年までが対象です。この時期は、新卒ほど経験が求められず、中途ほど豊富な実績が必要とされない“狭間”の期間といえます。ここでアクションを起こすことで、ファーム側からも「まだ若く伸びしろが大きい」「基礎的なビジネススキルは身につけている」といった好意的な評価を得やすくなります。したがって、できる限り早い段階でトライすることが重要です。何年も先送りにすると、より実績や専門性が求められる中途枠に入ってしまい、難易度が上がる可能性があります。

また、戦略コンサルの選考では、新卒も第二新卒も、ケース面接が合否を大きく左右します。第二新卒は実務経験があってもまだ浅く、過去の実績で大きく差をつけることが難しいため、ケース面接でのパフォーマンスが一層重要になります。論理的な思考プロセスを短時間で組み立て、クリアな説明を行うためには、過去問や練習問題を繰り返し解くことが欠かせません。100問以上解いて慣れる、模擬面接で第三者からフィードバックをもらう、オンラインのケース練習会に参加するなど、あらゆる手段を用いてスキルを磨きましょう。